アン・ハサウェイのスピーチ

女優としてのキャリアと出産の経験

アン・ハサウェイといえば、「プラダを着た悪魔」など日本でも大人気の映画に出演をしている女優です。
現在では国連のUN Womenの親善大使として、世界的な人権活動に積極的に取り組んでいます。

日本ではあまり大きく報じられていませんが、毎年3月8日は国際女性デーとして定められており、国連本部で大きな集会が行われています。

2017年には親善大使としてアン・ハサウェイが基調演説を行っており、そのときの内容が大変素晴らしいとして日本でも全文が翻訳され、Webサイトに公表されました。

まず簡単にアン・ハサウェイの経歴を説明すると、1982年にニューヨークで生まれており、弁護士の父親と女優の母親を持ちます。

子供の頃から女優を目指しており、名門の俳優養成講座を卒業したのちTVシリーズ「ゲットリアル」の主演になったことでキャリアをスタートさせます。

その後はハリウッド映画で「プリティ・プリンセス」や「ブロークバック・マウンテン」などのヒット作にも恵まれ、2008年には「レイチェルの結婚」でアカデミー主演女優賞を受賞しています。

私生活では2012年に俳優のアダム・シュルマンと結婚をしており、2016年にはロサンゼルスで第一子となる男児を出産したと公表しています。

2017年の国際女性デーでのスピーチとは

そんなアン・ハサウェイのスピーチを要約すると、まずテーマとなっているのは「女性の解放にはまず男性を解放しなくてはいけない」ということです。

生後11ヶ月の子供の母親となったハサウェイですが、壇上には男女平等を求めるデモのテーマカラーである赤色のドレスを着用して上がっています。

しかしスピーチでは女性の権利のみを一方的に訴えるのではなく、真に女性が自由に生きていくためには男性も同じように解放されていかなくてはいけないと訴えました。

そのことを強く意識するようになったのは出産後間もなくで、自力で自由に動くことが出来なくなったときだと言います。

アメリカの法律で育児休暇は認められているものの、その間の収入は保障されているわけではなく、実際には多くの女性が収入のために出産後2週間で職場に復帰しているのが現状です。

一方で男性にはそうした育児休暇の制度はなく、それが男性を心理的に限られた選択肢に閉じ込めることになっています。

現在アメリカでは州ごとに育児休暇の法律の有無が分かれていますが、ニューヨークやカリフォルニアから少しずつ変わりつつあります。

今後より変化を起こすためには、より多くの人がその必要性を感じ、それに向かって男女問わずに運動を起こして行くということが大切になるのです。

男性と女性の違いばかりに目を向けるのではなく「愛は愛、親は親」という真実に目を向けたときに世界は成長すると、スピーチはまとめられています。