ランディ・パウシュのスピーチ

ランディ・パウシュ教授も、偉い業績と言葉を残している人です。
彼はアメリカ合衆国にあるカーネギーメロン大学の終身教授です。
専門はコンピュータ科学やマンマシンインタフェースです。

2006年9月に自身が膵癌の末期症状にあることを知り、2007年9月18日には「子供時代に抱いた夢の実現」と題した最後の授業を行い、Youtubeにもその講義の映像が取り上げられてとても有名になりました。
その後、同じテーマのジェフリー・ザスローとの共著「最後の授業 ぼくの命があるうちに」を発表しました。
そしてランディ・パウシュは、2008年7月25日に亡くなったのです。

最後の授業で何が語られたのか

ランディ・パウシュの授業では、head fakeという言葉が何度も出てきます。
しかし、head fakeを調べるものの、”head fake” という言葉は辞書に載っている訳ではありません。 
動画の日本語字幕付きバージョンでは、「頭のフェイント」と意訳しています。

ランディ・パウシュ自身は間接学習(indirect learning)としいう言葉で置き換えてはいるようです。
でも、それを更に注釈をすれば、ランディ・パウシュは、フェイントというテクニックを、教育に駆使しようとしているのだと思われるのです。
例えばスポーツを習わせると見せかけておいて、チームワーク・スポーツマンシップなどを身につけさせることが真の目的であると言っているようにも思われます。
実際に体験し、習うこと以上の意味を見出すことができるような授業が本当の教育と言えるのかもしれません。

より多くの人の夢を叶える手助けをするために

ランディ・パウシュの講義は、まず彼の子どもの頃に見ていた夢、そして他人の夢を実現すること、さらにどうすれば自分の、そして他人の夢をかなえることができるのかという3つのアジェンダによって語られています。
ランディ・パウシュは、夢を叶えるための周囲の存在も大切とも言っているのです。
人からサポートを受けるために、自分も、人を助けることをしなければなりません。

講義に込められた二つ目のhead fake

スピーチの最後でランディ・パウシュはある種明かしをします。
この講義にはもう一つ”head fake”があることがわかりましたか?と問いかけ、実はこの講義はみなさんに向けたものではなく、私の子どもに向けたものだと話します。

話を聞きながら彼の言いたかったことを実際に体験することができるスピーチになっています。
みなさんも、head fake、間接学習の意味・効果についてを、ランディ・パウシュの授業の仕掛けとともに考えて欲しいと思います。