道重さゆみのスピーチ

キング牧師風のスピーチ手法とは?!

モーニング娘’14の主要メンバーの一人であった道重さゆみさんは、2014年11月26日の横浜公演を最後にグループを卒業しました。

卒業公演では、卒業をするメンバーそれぞれがこれまでの活動の中で感じたことを自分なりのスピーチでファンや他のメンバーに語るというのが通例になっているのですが、その中にあって道重さゆみさんのスピーチは非常に素晴らしい内容であったと評価をされています。

アイドル評論家の中にはその時のスピーチを「キング牧師も使った方法」とべた褒めする意見を述べる人もおり、以前より賢さを評価されてきた道重さゆみさんらしい最後を飾ったと言えるでしょう。

モーニング娘’14在籍中は他のメンバーとは比べ物にならないほどの存在感があったことから賛否両論も多く、毎年の「嫌いな芸能人ランキング」の上位にランクインすることも多かったのですが、一方で容姿の良さは高く評価をされるという評価が二分される立ち位置でした。

しかし嫌われるということはそれだけ目立った特徴があり、つい気にしてしまうということでもあるので、以前より人の目を引く才能に優れていたということは確かです。

道重さゆみさんに関しての逸話はかなり濃い話が多く、加入当初は歌もダンスも最低レベルと言われていたのにトーク力を武器にしてどんどん人気を高め、卒業時には「史上最強のリーダー」という称号まで手にしたというストーリーがあります。

もともと話をするのが得意であったわけですが、それをまさに卒業公演らしく凝縮させて惜しげなく発揮をしたのが、最初に紹介をした横浜卒業公演ということになります。

間のとり方とテンポは天性の才能によるもの

大勢の前でスピーチをしたことがある人ならわかると思いますが、少人数での会話と異なり、大勢の聴衆を前にしたときの呼吸やテンポのとり方は非常に難しいです。

しかし道重さゆみさんが卒業公演で見せたスピーチはオーディエンスとの呼吸が非常に絶妙で、つい聞いているうちに引き込まれる不思議な魅力があるものでした。

こうした間のとりかたや話のテンポは、教えられたから誰でもできるようになるわけではないため、やはり生まれ持って会話のセンスがあったということが言えるでしょう。

スピーチの内容はそれほど奇抜なものではなく、ファンや周囲の人への感謝を述べたものなのですが、注意が向きやすい単語で一旦言葉を区切り、反応を見ながら続きを話すという方法をとったことで、まるでその場にいる人全員が自分ひとりに向けて話してくれているかのような感覚になります。

中でも「さゆみのファンは変な人」というパワーワードを使い、悪天候の中足を運んでくれたファンに対して非常に効果的な感謝を示したことは大いに注目すべき点です。