スティーブ・ハーベイのスピーチ

人気のコメディアンが語った世界の「恩寵」とは

スティーブ・ハーベイはアメリカで大人気のコメディアン兼テレビ司会者です。
日本においてはあまり名前は知られていませんが、本国では知らない人はいないと言ってもよいほどの有名人です。

ここ最近では2015年のミス・ユニバースの司会者を務めたものの、優勝者の発表で名前を間違えてしまったということで大きな話題となりました。

なぜ大切な優勝者の名前を間違えてしまったのかということについてはさまざまな憶測が飛び交っていますが、現在ではさすがにそのことも過去となりキャリアを再開させています。

ちなみにスティーブ・ハーベイは身長2メートル近い巨漢であり、さらにテレビ出演料が莫大で相当の資産家であるということでも知られています。

そんなスティーブ・ハーベイが卒業式のスピーチとして登場したのがアラバマ州立大学です。
アラバマ州立大学(Alabama State University)は通称「ASU」と呼ばれる中規模州立大学で、アメリカ人在学生のうち95%が黒人であることが大きな特徴になっています。

これは1867年に創学されて以来の伝統となっており、「Historically Black University」と言われる黒人向けとして発展してきた歴史があります。

スティーブ・ハーベイのスピーチでは、タスカルーサ(ASUの所在地)やハーバート、MITのような名門校でも教えられない真実についてをテーマとしていました。

すなわちそれは自分以外の周囲から受ける「恩寵」の存在です。

「正義」とも「慈悲」とも違う「恩寵」

スピーチでは「正義とは、自分が受けるべきものを受けること」「慈悲とは、自分が受けるべきものを受けないこと」と語りました。

しかし「恩寵とは、自分が受けるに値しないことを受ける」ということであるとしています。

つまり恩寵を受けるということは自分が受けることを想定してなかった以上の素晴らしいものを受け取るということであり、それは身の回りに数多く溢れているとスティーブ・ハーベイは語ります。

逆に恩寵を受けようとしてお金を払うことはできないし、誰かが買い占めをするとうこともできません。
自分が受け取れる恩寵を受取り、そのことを実感することが大切であるとしています。

またスティーブ・ハーベイ自身は高等教育を受けていないことを引き合いを出し、「大切なのは文法ではない」といいます。

間違った文法であっても結果的に成功をつかむことができればよいとして、細かいことにこだわらないようにということを、司会者業さながらに明るく楽しげな雰囲気の中で語られました。

そして最後に「成功」の先にある「偉大さ」を手に入れて欲しいとしてスピーチはまとめられています。